続きです
30年かけて三浦和義を追いつめた四柱推命とアメリカ(後)
四柱推命で斬る三浦和義の一生
19歳
1966年
丙午の年
放火で逮捕され、少年刑務所行きとなる。
丙(ひのえ)=火の兄貴=大きな火ですからね。命式中の丁3個と反応して、放火に走ったのでしょう。
7年間服役します。その間脱走を図ったりして、出所したのは26歳の時でした。
34歳
1981年
辛酉―偏財の年、
ロス銃撃事件、いわゆる【ロス疑惑】
偏財=流動資産=現金収入の年です。
保険金殺人事件で、三浦はまんまと1億以上の金をせしめます。
★ここで、三浦にとってラッキーだったのは、ロス市警の敏腕日系刑事のジミー佐古田氏は、鋭い勘で三浦のウソを見抜き、三浦を嘘発見器にかけようとします。万事休すとなった三浦は、松葉杖を振り回して半狂乱を装い、嘘発見器にかけられるのを拒否します。
そして、病院内で「アメリカの治安が悪いから妻が撃たれたんだ」と叫び続けて、アメリカ世論の同情を買います。
騙されたアメリカ世論は、三浦に同情して、大統領専用ヘリで日本への移送を認めます。
もし、アメリカ世論の同情を得られずに、ロスで審理が始まっていれば、敏腕のジミー佐古田氏により保険金殺人が暴かれて、生きて日本には帰れなかったでしょう。
三浦にとっては、どんな演技をしても、日本へ移送されること(=アメリカを脱出すること)が最重要な戦略でした。
渾身の演技でそれに成功したわけです。
私は、既にこの時点で、万事休すを逃れる【暗禄カード】を使用したと見ています。
37歳
1984年 甲子の年
週刊文春で有名な【疑惑の銃弾】の連載がはじまり、マスメディアは一斉に【ロス疑惑】を報じ、過熱します。
38歳
1985年
乙丑―偏印の年
ついに逮捕されます。
★三浦の命式の2個の食神を痛めつける偏印の年でした。
56歳
2003年 癸未の年
最高裁で無罪判決が出ました。
未は暗禄を導きます。
三浦は2個目の【暗禄カード】を使用して、誰がどう考えても、心証真っ黒で推定絶対有罪の【ロス疑惑】裁判を逃げ切ったのでした。
61歳
戊子―傷官の年
★いよいよ来ました、五行的に三浦の息の根を止める戊の年です。
しかも、【第二の空亡】と呼ばれる厳しい傷官の年です。
過去の付けを強制的に払わされて、けじめをつけられる年です。
30年近く前、三浦を日本に逃してからも、ジミー佐古田刑事は三浦逮捕に執念を燃やしていました。
最高裁で無罪となった三浦が能天気にもブログを始めて、サイパンが気に入ってちょくちょく訪れていることも、ジミー佐古田氏は三浦のブログをチェックして知っていました。サイパンは自治領となっても未だ、行政や司法はアメリカに従属しています。
2月 甲寅の月、
三浦はサイパンに向け出発します。
馬鹿ですね~、寄りによって空亡の月(三浦は寅卯空亡)に出発するとは(笑)
三浦は最悪の年の最悪の月に、宿敵の待つサイパンに向かった訳です。
飛んで火に入る夏の虫です。
ジミー佐古田氏は、事前に三浦のブログから情報を得て、サイパンの警察に、逮捕を指示します。
逮捕されて、8ヶ月間、サイパンに立てこもります。
三浦にとっては、ロスに移送されず、そのままサイパンで籠城していれば、何年かかるかわからないけど前の様にまた助かるかもしれない。
しかし、命式中の2個の【暗禄カード】は使い切ってしまってもうありません。
2003年に最高裁で無罪を勝ち取った三浦の勝因
(1) 必死の演技で、アメリカ世論の同情を買って、日本に移送されたこと
(2) “人権派弁護士”がうようよ居る日本で推定無罪を勝ち取ったことです。
サイパンからロスに移送される時が、三浦にとって最後でした。
方角も、ロスはほぼ真東で寅卯の方角(三浦にとっての空亡の方角)となります。(この場合は東京からロスへ移送されたとみます)
死因については他殺説もありますが、私は自殺だと思います。
稀代の悪党の三浦もさすがに、もう生きて日本に帰れないことを直感的に悟ったのだと思います。
死亡後、マイケル・ジャクソンの顧問弁護士で凄腕のゲラゴス弁護士が、他殺説を盛んに主張していましたが、ゲラゴスの言いたかったことは「俺に弁護させていれば、無理筋でも無罪にできたのに、ロス市警はなんで自殺しないようにちゃんと見張っていなかったんだ。
俺の名声を更に増やすチャンスを失った」と言う本音だと思います。
宿曜占星術
さて、三浦の二十八宿は房宿です。
犠牲になった妻の一美さんは張宿で、「安・壊の関係」で破壊縁でした。一美さんが三浦に破壊される方です。
同じく、三浦の愛人で後に死体で発見された白石千鶴子さんは虚宿で「安・壊の関係」でやはり破壊縁でした。
こちらは、三浦の方が破壊される方です。
30年近く執念で三浦を追いつめた、ロス市警のジミー佐古田刑事は胃宿で、これまた「安・壊の関係」で破壊縁です。
佐古田氏の方が破壊される方ですが、破壊される方が常に敗れると言うことはありません。
佐古田氏と三浦は30年近く死闘を繰り広げたことになります。
今回の【ザ・ケーススタディ四柱推命】の教訓
(1) どんなに悪いことをして、うまく逃げ回っても最後は四柱推命の原理によってからめとられて到底逃げおおせないこと。
(2) 日本人が時間とともに既に忘れかけていた事件も、アメリカの司法と世論は忘れていなかったと言うアメリカとアングロサクソンの執念深さと怖さです。
以上